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電気主任技術者の求人の探し方|保安協会・電気保安法人・ビル管理の違いと、年収の相場の見方

更新日: 2026-10-07

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電気主任技術者の求人は、ビルや工場の設備管理、電気保安協会、電気保安法人など、いくつかの働き方に分かれます。この記事では、それぞれの違いと、求人の探し方・確かめ方を、電気事業法とその施行規則などの一次情報で整理します。個別の求人は載せていません。

この記事の要点

  • 電気主任技術者は、電気事業法で、事業用電気工作物の設置者が選任しなければならない資格者です
  • 自社で選任する代わりに、保安管理業務を外部に委託する仕組みがあり、委託先は「電気管理技術者」(個人)と「電気保安法人」です
  • 求人は、自社での選任(ビル・工場・ビル管理会社など)と、委託を受ける側(電気保安協会・電気保安法人)に大きく分かれます
ほかの要点(1)
  • 年収の相場は、公的統計の近い職種で、発電員・変電員の年収の試算が707万円です

電気主任技術者が求められる理由

電気事業法第43条は、事業用電気工作物を設置する者に、工事・維持・運用の保安の監督をさせるため、主任技術者免状を持つ人の中から主任技術者を選任するよう定めています。高圧で受電するビルや工場、発電所などには、原則として電気主任技術者が必要です。

ただし、一定の自家用電気工作物については、保安管理業務を外部に委託し、経済産業大臣(産業保安監督部長)の承認を受ければ、電気主任技術者を選任しなくてもよくなります(電気事業法施行規則第52条第2項)。委託を受ける側は、個人の「電気管理技術者」と、法人の「電気保安法人」です(同規則第53条)。

働き方ごとの違い

働き方 主な勤め先 仕事の中身
自社での選任 ビル・工場・発電所などを持つ会社、ビル管理会社(ビルメン) 勤め先の事業場の電気主任技術者として、設備の保安を監督する。ビル管理では、空調・給排水など電気以外の設備も担当する場合がある
電気保安協会 各地の電気保安協会 設備の所有者から委託を受け、複数の事業場を巡回して点検・試験を行う
電気保安法人 保安管理業務の委託を受ける法人 電気保安協会と同じく、委託を受けた事業場の保安管理業務を行う
独立 個人の電気管理技術者 自分で委託契約を結んで保安管理業務を行う。施行規則で定める実務経験などの要件がある

電気保安協会や電気保安法人の仕事は、委託を受けた多くの事業場を担当するのが特徴です。自社での選任は、一つの事業場に深くかかわります。

求人の探し方

  • 電気保安協会の採用ページ: 各地の電気保安協会は、自らのサイトで新卒・経験者の募集要項を公表しています。給与・勤務地・必要な資格(電気主任技術者免状の種類など)が書かれています
  • 公共職業安定所(ハローワーク): 地元のビル・工場・設備管理会社などの求人を探せます
  • 求人サイト・転職サービス: ビル管理会社や設備管理の求人を、条件で絞り込んで探せます。同じ求人が複数のサイトに出ることもあります
  • 電気管理技術者の団体: 独立を考える場合は、各地の電気管理技術者協会の情報も参考になります

求人で確かめたいこと

  1. 選任されるのか、補助なのか: 入社してすぐ電気主任技術者として選任されるのか、選任者の補助から始まるのか
  2. 担当する設備の範囲: 受電電圧や設備の規模が、自分の免状(第三種は電圧5万ボルト未満など)の範囲に収まるか
  3. 電気以外の業務: ビル管理では、空調・給排水・消防設備などの業務を兼ねるか
  4. 巡回の範囲と移動: 保安協会・保安法人では、担当する事業場の数と移動の範囲、車の運転の有無
  5. 給与の内訳: 基本給と手当(資格手当・選任手当など)、賞与の有無

年収の相場の見方

電気主任技術者の資格だけで集計した公的な年収の統計はありません。近い職種の数字は次のとおりです。

職種 年収の試算(2025年) 平均年齢
発電員・変電員 707万円 42.3歳
電気・電子・電気通信技術者 704万円 42.1歳

年収の試算は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与」で計算したものです。どちらの職種にも資格を持たない人や保安以外の仕事の人が含まれるので、相場の目安として見てください。詳しくは電験三種・電気主任技術者の年収の記事にまとめています。

出典