電験二種の合格率は一次35.0%・二次16.5%(令和7年度)|過去10年の推移と科目合格
電験二種(第二種電気主任技術者試験)の令和7年度の合格率は、一次試験が35.0%、二次試験が16.5%でした。最終的な合格者にあたる二次試験の合格者は611人です。この記事の数字は、試験を実施する一般財団法人電気技術者試験センターの公表資料から機械的に転記し、合格率は合格者数を受験者数で割って計算しました。
この記事の要点
- 令和7年度の一次試験は、受験者7,211人のうち2,524人が合格しました
- 二次試験は、受験者3,692人のうち611人が合格しています
- 一次試験の一部の科目だけに合格した科目合格者は3,493人いました
ほかの要点(1)
- 令和7年度に交付された第二種電気主任技術者の免状は544件でした
令和7年度の合格率
電験二種は、一次試験と二次試験の2段階です。令和7年度の結果は次のとおりです。
| 試験 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 一次試験 | 7,211人 | 2,524人 | 35.0% |
| 二次試験 | 3,692人 | 611人 | 16.5% |
二次試験を受けられるのは、その年度の一次試験に合格した人と、一次試験の免除を受けた人に限られます。令和7年度に二次試験の受験資格を持っていた人は4,196人で、そのうち3,692人が受験しました。
過去10年の合格率の推移
平成28年度から令和7年度まで、年度ごとの数字を並べました。
| 年度 | 一次 受験者数 | 一次 合格者数 | 一次 合格率 | 一次 科目合格者数 | 二次 受験者数 | 二次 合格者数 | 二次 合格率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平成28年度 | 6,521人 | 1,456人 | 22.3% | 3,007人 | 2,364人 | 459人 | 19.4% |
| 平成29年度 | 6,570人 | 1,737人 | 26.4% | 3,450人 | 2,435人 | 329人 | 13.5% |
| 平成30年度 | 6,631人 | 1,600人 | 24.1% | 3,089人 | 2,624人 | 381人 | 14.5% |
| 令和元年度 | 6,915人 | 1,633人 | 23.6% | 3,388人 | 2,513人 | 574人 | 22.8% |
| 令和2年度 | 6,235人 | 1,695人 | 27.2% | 3,050人 | 2,512人 | 701人 | 27.9% |
| 令和3年度 | 5,979人 | 1,539人 | 25.7% | 2,736人 | 2,407人 | 413人 | 17.2% |
| 令和4年度 | 6,189人 | 2,178人 | 35.2% | 3,048人 | 2,904人 | 698人 | 24.0% |
| 令和5年度 | 6,318人 | 1,545人 | 24.5% | 3,442人 | 2,682人 | 474人 | 17.7% |
| 令和6年度 | 7,479人 | 2,159人 | 28.9% | 3,416人 | 2,922人 | 553人 | 18.9% |
| 令和7年度 | 7,211人 | 2,524人 | 35.0% | 3,493人 | 3,692人 | 611人 | 16.5% |
一次試験の合格率は、低い年で22.3%、高い年で35.2%でした。二次試験は、低い年で13.5%、高い年で27.9%です。どちらも年度によって上下が大きく、令和7年度は一次試験が高めで、二次試験は低めの年でした。合格率はその年の問題や受験者の顔ぶれで変わるため、数年分の推移で見ることをおすすめします。
一次試験は科目別に合格できる
一次試験は、理論・電力・機械・法規の4科目です。科目別の合格制度があり、合格した科目は有効期限の3年間、免除を受けられます。1回で4科目すべてに合格しなくても、数年かけて一次試験の合格を目指せます。
そのため、一部の科目だけに合格した科目合格者が多くいます。令和7年度は、一次試験の合格者2,524人に対して、科目合格者が3,493人でした。
二次試験と一次試験の免除
二次試験は、電力・管理と機械・制御の2科目です。二次試験には科目別の合格制度がありません。ただし、一次試験に合格した年度に二次試験が不合格でも、翌年度は一次試験の免除を受けて二次試験から受けられます。
二次試験の受験者には、その年度の一次試験の合格者のほか、一次試験の免除を受けた人(前の年度の一次試験の合格者など)も含まれます。二次試験の合格率は、こうした人たちのうちの合格者の割合です。
免状の交付とできること
令和7年度に交付された第二種電気主任技術者の免状は544件でした。免状を受けると、電圧17万ボルト未満の事業用電気工作物について、工事・維持・運用の保安の監督ができるようになります。第三種(電圧5万ボルト未満)より広い範囲の設備を担当できます。
出典
- 一般財団法人電気技術者試験センター「第二種電気主任技術者試験の試験結果と推移」
- 一般財団法人電気技術者試験センター「令和7年度 事業報告書」
- 一般財団法人電気技術者試験センター「電気主任技術者の資格概要」(試験科目・科目別合格制度・一次試験の免除・監督できる範囲)
- e-Gov法令検索「電気事業法施行規則」第56条(免状の種類による監督の範囲)



